SNSとリットリンクで集客ができているけれど、「やっぱり、ホームページを作った方がいいのだろうか?」と悩んでいませんか?
現状の集客で十分に満足しているのであれば、お金や時間をかけてホームページを作る必要はないかもしれません。ですが、SNSに加えてホームページを持つメリットはもちろんあります。たとえば、Googleマップや検索エンジンでサロンを探しているお客様を集客したい場合は、ホームページは1回で信頼を獲得できる頼もしいツールであると言えます。
ホームページを持つメリットと、SNSだけでは得られない効果について具体的に解説します。ホームページを作るかどうかを検討する際のヒントにしてください。
ホームページの3つのメリット
SNSにはない、ホームページのメリットには主に次の3つがあります。
- 情報が整理されていて、見つけやすい
- Googleマップから新規顧客を獲得しやすい
- 予約や問い合わせがスムーズに
それぞれについて、詳しく解説します。
1.情報が整理されていて、見つけやすい
ホームページの最大のメリットは、サロンに関する情報が一か所に整理されていること。施術メニュー、料金、所在地、営業時間、予約方法など、お客様がサロンを選ぶ際に知りたい情報を1回のアクセスで得られることは、予約のハードルをぐんとさげてくれます。
SNSは、情報が流れていくことが特徴のツールのため、過去の投稿は埋もれてしまいがち。お客様が必要な情報に一発でたどりづきにくいという面があります。また、リットリンクなどのリンクツールに情報がまとまっている場合も、一つの情報を見に行くたびに、リットリンクの戻らなければ次の情報を探せないというわずらわしさがあるのは、否めません。
お客様がフォロワーさんの場合は、SNS内の情報も丁寧に探してくれるかもしれませんが、Googleマップで初めてあなたのサロンを知ったお客様はどうでしょう?
お客様が知りたい情報をすぐに見つけられないことは、機会損失につながりやすいため、「情報が整理されていて、見つけやすい」ホームページがあると、集客力がアップするはずです。
信頼を獲得しやすい
SNSはお客様とのコミュニケーションを通じて、時間をかけて信頼を築いていくツールです。一方で、ホームページSNSに比べて短時間で、信頼を獲得しやすいと言えます。なぜなら、お客様が初めてサロンを知ったその時に、信頼するために必要な情報がすべて手に入るからです。
必要な情報が網羅されたホームページがあれば、お客様はその場で安心してサロンの予約や問い合わせができるようになります。
2.Googleマップから新規顧客を獲得しやすい
ホームページのもう一つの大きなメリットは、Googleマップと連動することで新規顧客を獲得しやすい点にあります。
サロン業は、地域密着型ビジネス(ローカルビジネス)。「エステサロン ○○市」や「ネイルサロン ○○町」など、お客様が地域名や駅名でサロンを探すことも多いです。
また、Googleの検索結果は、検索している人がどの地域から検索しているかに合わせて、最適化されています(ローカル検索)。たとえば、お客様が東京都練馬区で「エステサロン」と検索した場合、検索ワードに「練馬」を含んでいなくても、練馬区のエステサロンが上位に表示されるようになっています。
Googleマップを活用すると、「地域に特化した検索結果」に表示されやすくなり、SNSでは出会えない新規のお客様からの予約も期待できます。
GoogleマップとSNSを連動することもできますが、Googleマップから、ホームページに飛べると、詳細な情報がすぐに提供できるため、新規顧客の信頼を獲得しやすく、予約や問い合わせのハードルを下げてくれます。
Googleマップとの連動に欠かせないMEO
ホームページと聞くと「SEO対策で、検索結果から集客するツール」とうイメージがあるかもしれません。ですが、今はSEO戦国時代。ホームページを作っても、簡単に検索結果に表示される時代は終わりました。
わたし自身、SEO対策のサポートをしている経験から、正直、新しく作ったホームページを上位表示させるのは難しいと考えています。
ですが、サロン業の場合は、MEO対策で上位表示を狙うことが可能です。
MEO対策とは?
MEOとは、Map Engine Optimizationの略で、Googleマップ検索で地域のお客様ががサロンを検索した際に上位に表示されるための最適化を意味します。
現在、Googleの検索エンジンは、地域サービスの検索の場合、Googleマップの検索結果が上部に表示される仕様になっています。そのためMEO対策を行うことで、検索結果からサロンを発見してもらう可能性が高まるのです。
MEO対策の方法
- Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の最適化
Google検索やGoogleマップに表示されるビジネス情報を管理・最適化するための無料ツール「Googleビジネスプロフィール」を、Googleは提供しています。特に地域密着型のビジネスでは、ローカル検索での集客効果を高める重要なツールです。
▶https://support.google.com/business/answer/6300665?hl=ja
Googleビジネスプロフィールで、店舗の住所、営業時間、電話番号、ウェブサイト、写真などを掲載し、随時、最新情報に更新することが大切です。 - レビューの活用:お客様からのレビューを積極的に集めて、Googleマップに反映させると、ランキングがあがりやすくなります。
3.予約や問い合わせがスムーズに
ホームページに予約フォームや問い合わせフォームを設置すれば、予約や問い合わせがスムーズに行えます。特に、24時間いつでも予約ができるシステムを導入することで、お客様は好きなタイミングで予約が可能になります。
おすすめの予約管理ツール:Yoyacoo(ヨヤクー)
Yoyacooは、小さなサロンオーナーの予約管理をサポートしてくれる、とても便利なオンライン予約管理ツールです。使いやすい料金設定で、まずは無料から試すことも可能です。
Yoyacoo(ヨヤクー)の特徴
- 充実のカレンダー予約機能
お客様に空いている日時を予約いただける、カレンダー型予約作成ページが作れます。Googleカレンダーとも連携できるため、Googleカレンダーにプライベートの用事を追加したら、自動的にその日時は予約できないようになるため、「ダブルブッキング」を防げます。 - 自動送信メール機能
お客様が予約後の「サンクスメール」「予約確認メール」「予約リマインドメール」など、ご予約いただいたお客様に必要な連絡メールが自動で配信されます。 - 決済機能
予約と同時にクレジットカード決済ができて、支払いを事前に完了できるメリットがあります。銀行振込のお知らせも可能です。 - 顧客管理機能
予約管理だけでなく、顧客リストや売上も管理できます。これにより、サロン運営が効率化されます。 - メルマガ配信機能
メルマガやステップメールを簡単に配信できるため、お客様との信頼関係の構築やファン化を促進できます。
小さなサロンにおすすめ、ホームページ作成のポイント
ホームページに費用をかけられない場合、ページ数が多くなるほど費用は高くなるため、シングルサイト(1ページ構成)がおすすめです。複数ページを作る代わりに、トップページにすべての必要な情報を掲載する方法なら、コスも抑えられて効果的です。
たとえば、わたしのサイトはシングルサイトをイメージしたトップページの構成で、トップページを見れば、必要な情報がすべて揃うように工夫しています。
ホームページを作る際、シングルサイトであれば、ペライチなどの簡単にページ作成できるツールも便利です。今後、ページを増やしたり、デザインにこだわったサイトを持ちたい場合は、WordPressで作成しておくと、ページの追加やオリジナルデザインに柔軟に対応できます。
WordPressでホームページを自作する場合の費用感
WordPressでホームページを自分で作る場合は、さらにコストを抑えられます。
- サーバー代:年間約13,000円
- ドメイン代:年間2,000円~5000円ほど(ドメインの種類による)
- 初期投資:テーマ代 5,000円~30,000円ほど(テーマにより異なる)
参考サイト:ドメインの取得費用や年間の維持費は?、レンタルサーバーならxサーバー
ただし、ホームページが集客ツールとして機能するには「どんな情報を掲載するか」がとても重要です。自分で文章が書ける人でも、構成(どんな内容をどんな順番で掲載するか)は、プロに相談することをお勧めします。
ターゲットや強みを整理して、サロン集客のコンセプト作成のサポートも行っております。プロに相談をしたい方は、無料相談をご利用ください。
ホームページなしでも集客できる場合もある
すべての小さなサロンに必ずホームページが必要というわけではありません。特に、以下のケースではホームページなしでも十分に集客できると考えられます。
- リピーターで予約がいっぱいの場合
すでにリピーターが定着し、口コミで新規顧客が増えている場合、ホームページが必須ではないかもしれません。SNSや口コミだけで予約がいっぱいのサロンも実際に存在します。 - SNSでファン化ができている場合
SNSを通じてサロンオーナーの価値観やサロンのコンセプトに共感しているフォロファーが多数いて、フォロワーが「この人にお願いしたい」と思っているケース。
SNSで集客できているけれど、お客様との信頼関係を早く築きたい方や、SNS集客に加えてGoogleから新規のお客様を獲得したい方は、ホームページを作ることを検討してみても、いいかもしれません。