まだビジネス規模がそれほど大きくない方は、競合他社リサーチをしていない方が多いですが、「差別化」をはかるには、競合他社の分析は必須です。
ここで、ちょっとわたしの話をさせてください。
これまで自分自身の事業をしっかり作ってこなかったため、2025年は自社の事業を組み立てることに取り組むためにJPROというビジネスコミュニティに参加しています。
商品のコンセプトを作るために、あらためてマジメに競合他社分析を行っているのですが、何度も手が止まりました。
文章でクライアントのビジネスをサポートしているため、普段からクライアントの競合他社リサーチを行っているはずなのに…。
自社の競合他社をリサーチするのは、「客観的視点」が必要なため、簡単ではないということを実感。
そこで、自社の競合他社リサーチをしてみて、「実際に行った方法」「どこでつまずいたか」「どうやって解決したか」などについてシェアをします。
あなたの競合他社リサーチの参考になりますように。
JPROとは、億超え仕掛人Mr.Jさん主宰の1800人超えのビジネスコミュニティです。
▶Jさんの音声配信
インスタグラムで競合他社リサーチ

今回、インスタでプロモーションを行うことを計画しているため、インスタで競合他社のリサーチを行いました。
まず、競合他社のリストアップからスタート!
競合他社をリストアップする方法
- 検索バーでキーワード検索
- 上位表示されるアカウントをチェック - 関連するハッシュタグを調査
さらにリストアップしたい場合は、「競合のフォロワーやフォローを確認」する方法もあります。
検索で見つけたアカウントの中から、売れていそうなアカウントをリストアップしていくのですが、この「売れていそう」を見つけるのも、判断するのも難しい…。
ひとまず、フォロワーが多くてエンゲージメント(ユーザー反応率)が高い、などの視点から判断しました。
どのキーワードで探したらいいか、わからないときは
競合分析に限らず、自分の商品・サービスについて分析するときに、意外とつまづきやすいのが「客観的な視点」。
人のサービスのことはよく見えるけれど、自分のサービスになると視野が狭くなることありますよね。
そんな時にわたしが活用しているのが、AIです。
わたしはChatGPTで壁打ちをして、ヒントをもらっています。
競合他社分析でキーワードを探すとき、次のようなプロンプトで投げてみます。

最初に「●●を行いたいのですが、サポートできますか?」のように相談すると、ChatGPTがサポートに必要な情報がわかります。
必要な情報を提供すると、こんな風にキーワードの提案をしてくれます。

ChatGPTには様々な用途に特化した「カスタマイズされたChatGPT」がたくさんあります。
わたしは、マーケティングやブランディングの壁打ちにはカスタマイズChatGPTの「Marketing Plannner Service」を使っています。

競合他社リサーチでつまずいたこと
わたしの提供しているサービスは、ブランディングや集客・セールスのためのライティングです。
つまり、お客様は、「文章を丸投げ」したい方。ですが、インスタで「ライター」「言語化」関連で探すと、「ライティングを教えている人」「言語化を教えている人」「ビジネスコンサル」「SNS運用代行」にたどり着きました。
どうも、ニーズが異なります。
そして、気がつきました。「文章を丸投げ」したい人は、インスタでライターを探さないのでは? ということに。
実際、わたし自身も新規のご依頼の9割が紹介、もしくは、すでにどこかで出会って交流している方。ホームページの検索で問い合わせがあるのは、年に数件です。
ということは、インスタで新規のお客様に出会うには、違う角度で探さなければならなそうです。
次にやってみたのが、「間接的競合」リサーチ
「ターゲットは同じ」だけれども「提供サービスが異なる」
そして、自分のサービスを別の角度から見たキーワードでも、再度リサーチ。
こんな風に、いろんな角度からリサーチしたことで、インスタでは入り口を「文章作成代行」メニューにするのではなく、別のメニューにして、結果的に「文章丸投げ」につながっていく、そんな流れが良さそうだとわかりました。
競合他社のリサーチ、大事ですね!
競合他社リサーチから考えたインスタ作戦

文章作成代行のニーズは、インスタマーケットにはなさそうなことがわかったため、インスタでの作戦が見えてきました。
- 別の切り口で商品を考える
- 「誰かライター知らない?」と言われた時に、紹介をしてもらえるように認知活動に使う
- 紹介を受けた方が、「私を知る」ツールになるように、信頼を獲得できる情報の発信・整理をする
Google検索では、文章作成代行のニーズがあるので、ホームページのコンテンツも少しずつ充実させていきます。