「インスタグラムのプロフィールって、何を書いたらいいんだろう?」
インスタグラムで集客を頑張っているけれど、なかなか反応が増えない。そんな悩みを感じていませんか?
プロフィールは単なる自己紹介ではありません。あなたの魅力やサービスの価値を、たった数行で伝え、フォローや集客につなげる“セールスページ”のようなもの。
この記事では、プロのセールスコピーライターが、【成果につながるインスタグラムプロフィールの書き方】を徹底解説!
特にサロンオーナーや講師業、セッション業など、自分らしいビジネスで集客を目指す方のために、心理学や脳科学的な根拠も交えながら、インスタグラムのプロフィール文で「ターゲットの興味を惹く秘訣」をお伝えします。
この記事を読むことで、自分のアカウントに合ったプロフィールの書き方がわかります。
成果につながるプロフィールの書き方
インスタのプロフィール欄は、フォローや相談など「次のアクション」につなげる超コンパクトなセールスページ。
たった数行で“あなたの価値”を伝えなければいけません。
ユーザーはプロフィールを見て“自分にとって価値があるか”を一瞬で決めます。プロフィールの自己紹介で、フォロー・DM・申し込み・購入など、その後のアクションが変わるのです。
成果を出しているアカウントのプロフィールは、心理学・行動科学・行動経済学のエッセンスが詰まっています。
プロフィールは“単なる自己紹介”ではなく、 「誰に」「どんな価値を」「どうやって伝えるか」を、たった数行で直感的に届けることが必要です。
プロフィールの書き方5つのポイント
行動心理学や脳科学の観点から、プロフィールに「何を」「どんな風」に書けばいいのかを解説します。
1. 自分ごと化
人は“自分に関係ある”情報に強く反応します。「これは私のため」と思った瞬間、記憶や行動につながります。
悩みや理想の未来など、ターゲットが共感できることを書きます。
例:「くず男に惚れがちな人の救世主」「運動ゼロで痩せたい人のための」
2. 「数字・具体的な実績」の提示
脳は“安心材料”や“証拠”を無意識に求めています。たとえば、「みんなが使っている」「数字で証明されている」「実際の利用者の声」などを「証拠」と認識し、安心感を覚えます。
例:「延べ1000名以上が体験」「受講者の9割が目標達成」「運動嫌いのわたしでもできた」など。
3. 「価値・ベネフィット」を明確に
人は“未来の自分”がイメージできた瞬間、興味と期待が膨らみ、行動意欲があがります。
“どんな未来が手に入るか”を具体的にイメージできるように伝えます。
例:「長年諦めていた夢が、たった3か月で実現」「夫の態度が変わった!と喜びの声が届いています」など。
4. 「明確なCTA(行動喚起)」
ユーザーに起こしてほしい行動を、できるだけ具体的に示します。曖昧な表現より、「今すぐ○○してください」など明確なゴールを伝えることで、実際の行動率が上がります。
例:「LINE登録で〇〇プレゼント」「無料カウンセリング受付中」など。
5.短く、見やすく
文字がずらずらと並んだ長文は、脳のワーキングメモリの負荷が大きく、途中で“離脱”が発生しやすいです。
余白や改行を効果的に使い、情報の“かたまり”を分けることで、サッと見て内容を把握でき、記憶にも残りやすくなります。
プロフィールに書きたい8つのこと
インスタグラムプロフィールの自己紹介欄に書く、主な項目を紹介します。
インスタグラムの自己紹介欄は、150字の文字制限があります(2025年8月時点)。そのため、これら全てを必ず入れる必要はありません。
“アカウントの目的”や“ターゲットの流入ルート”に合わせて、最重要項目だけを厳選し、組み合わせるのがポイントです。
1.肩書・職種
専門分野や肩書きを入れて、「何のプロか」をひと目で伝えます。
ブランド名やキャッチコピー等と組み合わせれば、独自性や世界観も表現できます。
肩書や職種は、自己紹介欄ではなくアカウントに入れるのが効果的です。
例:「SNS運用×売れる文章」の専門家
2.主な実績/提供価値(ベネフィット)
あなたのサービスやアカウントで、どんな価値を提供できるか、どう変えられるかを伝えます。
できるだけ「実績」でベネフィットを証明できると、真実味が増すので◎。
例:「売上3倍の導線設計」「フォロワー1,000→10,000」
3.独自性のあるコンセプト
他との違いや強み、自分だけのこだわりを端的に伝えることで、独自性を打ち出します。
プロフィールに書かれていることが実績ばかりだと、他のアカウントととの差別化が難しく、埋もれてしまいます。他のアカウントでは打ち出していない「独自性のあるコンセプト」で、他との違いを強調します。
例:「コミュニケーションが苦手でも、理想の髪型が伝わる」
4.ペルソナ(ターゲット)/悩み
あなたのアカウント・サービスが、誰向けかを具体的に示します。ターゲットの悩みをそのまま書くのもOK!
例:「リピート客が増えない…」サロンオーナーのための
5.信頼・権威性アピール
資格・受賞歴・メディア掲載・導入社数などの“数字・実績”で、信用・信頼できるアカウント、サービスであることを示します。
6.ミッション・ビジョン
共感を呼ぶミッションやビジョンは、ファン化やブランディングに効果的です。
7.オファー/行動喚起(CTA)
「無料相談はこちら」「特典配布中」など、具体的なアクション。
8.リンク
LP、LINE、note、サービスページ等、インスタから成約につながるための導線設計に必須。リンクは、「ウェブサイト」欄から追加できます。
プロフィールの編集の仕方は、インスタグラムの公式ページをご確認ください
プロフィールに何を書く? の考え方
たくさんある項目のなかから、自分のプロフィールにどれを書いたらいいか迷ったときは、まずは、プロフィールが閲覧されるシーン=ユーザーがどうやってあなたのプロフィールにたどり着くかを考えてみてください。
プロフィールが閲覧されるシーンを考えてみよう
あなたのインスタグラムのプロフィールが閲覧されるのは、どんな時でしょうか?
ユーザーがどんな気持ち・きっかけでプロフィールにたどり着くのかを想像することで、「何を書くべきか」「どんな一言が刺さるか」が見えてきます。
フォローしていないアカウントのプロフィールを見にいくルートは、大きくわけると3つあります。
- リール動画を見て、偶然出会い、興味を持った時
- 検索で能動的に情報を探している時
- インスタ以外(名刺、Webサイト等)であなたを知り、直接アクセスする時
1.リール動画からの流入
ユーザーは、あなたのリール動画を偶然目にして、「なんか面白い」「役立ちそう」「共感する」など“感情刺激”が起きた後に、あなたのアカウントに興味を持ちます。
リール動画からは直接フォローができるので、「プロフィールを見ないでフォロー」するケースが多いと考えられます。
そのため、プロフィールの役割は、フォロー後に「もっと詳しくこの人のことを知りたい」と読まれることが多いです。“ミッションやビジョン”など、世界観が伝わる内容を端的に入れると差別化しやすいです。
この人、どんな人?
どんなことをやっているのかな?
フォロー維持、ファン化、問い合わせ・購入につながるプロフィールに。
・実績、信頼の証拠
・専門性や活動内容
・ベネフィット(ユーザーの未来)
・ミッションやビジョンなど
・CTA(無料特典・LINE誘導)で「行動後のメリット」明示
2.検索からの流入
「近くのネイルサロンを探したい」「ナチュラルテイストのハンドメイド作家さんいないかな」など、ユーザーは目的をもって、アカウントを探しています。
どのアカウントが、自分の目的を満たしてくれるか? 複数のアカウントを比較検討している状態でプロフィールを見ます。
そのため、検索からの流入は、「“選ばれる理由”が一言で伝わるか」が最大ポイント。競合と差別化できるコンセプトが伝わることが欠かせません。
この人は、自分の悩みを解決できるかな?
わたしが知りたい情報を発信しているかな?
・誰向けか(◯◯専門/◯◯特化など)
・競合との違いが伝わる独自性
・実績、信頼の証拠
・ベネフィット(ユーザーの未来)
・問い合わせや次の行動を明示(CTA強化)
・さらに詳しく知るための、インスタ外へのリンク(LINE/HP等)
3. 名刺・Webサイト・Googleマイビジネス等、インスタ外からの流入
ユーザーはインスタ以外であなたのことを知り、すでに興味を持っている状態です。「もっと詳しく知りたい」気持ちで、プロフィールを見にきます。人となりが伝わるブランドストーリーや自己開示を強めてもOK。
文字数が足りなければ、ハイライトを活用してストーリーや自己開示を伝えてみてください。
どんなサービスを提供しているのかな?
どんな人なのかな?
・専門性や活動内容、誰向けか
・実績、信頼の証拠
・ベネフィット(ユーザーの未来)
・ミッションやビジョンなど
・問い合わせや次の行動を明示(CTA強化)
・さらに詳しく知るための、インスタ外へのリンク(LINE/HP等)
自分のアカウントに最適なプロフィール設計を
「何を書けば効果的か」は、アカウントの認知経路の違いで異なります。
自分のアカウントが、どのケースなのかを考えて、プロフィールに書く項目を厳選してくださいね!