自宅・個人サロンで集客力を高めるホームページ作りの秘訣

ホームページ集客のコツ

「サロンをオープンしたときに作ったホームページが、集客に役に立っていない」「これまでSNSで集客していたけれど、やっぱりホームページがあった方がいいな」そんな方のために、集客力を高めるホームページ作りの秘訣を紹介します。

おしゃれなデザインでも集客できない、その理由は?

サロンのホームページを作るとき、デザインはとても重要な要素。お客様は最初に訪問したときの印象で、サロンの好き嫌いを判断する傾向にあるからです。

どんなに技術力があっても、イケてないデザインだと、詳しい情報を見る前にホームページを閉じられてしまうこともあるかもしれません。

だからこそ、サロンのホームページは、おしゃれなホームページにすれば「お客様の心を掴める」と思っている方は、多いと思います。

ですが、「おしゃれ」なデザインだけでは集客力があがるとは言い切れないんです。デザインがサロンの印象を決定づけることは間違いありませんが、それが効果的に集客へつながるかどうかは、また別の話。

ほかの近隣のサロンのホームページをチェックしてみてください。どこのサロンも、それなりにおしゃれなはずです。

たとえば、あなたのサロンがナチュラル系の場合、ほかのナチュラル系のサロンもデザインテイストが似ていませんか? この場合、お客様はどちらのサロンを選ぶのでしょうか?

おしゃれなデザインが目を引くだけで、具体的なサービス内容やサロンの魅力を伝えられない場合、興味を持ったお客様がそのまま離れてしまうことも……。

自宅・個人サロンのホームページで最も大事なことは?

自宅・個人サロンのホームページで最も重要なことは、他のサロンとの差別化です。特に競合サロンの多い地域で営業している場合、あなたのサロンがほかのサロンと「何が違うのか」がハッキリと伝わることは必須です。

お客様は、その「違い」を見て、どのサロンを選ぶかを決めているからです。

お客様は常に、自分に合ったサロンを探しています。競合サロンと比較して、あなたのサロンが提供するサービスの独自性価値を明確にすることで、お客様が「自分に合ったサロンは、ここだ」と選びやすくなります。

「何を書くか?」で、差別化は決まる

ホームページでの差別化は、「何を掲載するか」がとても大事。お客様が、トップページにざっと目を通しただけで、あなたのサロンにしかない特別な魅力が伝わることがベストです。

差別化のポイント

  • サービス内容の独自性:他店と異なるオリジナルのメニューや、提供する技術の特徴
  • サロンのコンセプト:どんなことを大切にサービスを提供しているか
  • サロンの雰囲気:自宅や個人サロンの強みである、アットホームな雰囲気やプライベート感 など

サロンの強み・独自性が伝わるには?

自宅サロンや個人サロンの強みや独自性を効果的に伝えるには、お客様が「ここを選びたい」と思う理由を、具体的に示すことが重要です。

サロンの強みやサービスの独自性を際立たせる方法

  1. 明確に言語化する
    あなたは、自分のサロンの強みを具体的に伝えられますか?
    「リラックスできる空間」や「丁寧な施術」といった抽象的な言葉は、ほかのサロンでもよく使われるフレーズです。こうした抽象的なフレーズだけでは、ほかのサロンとの違いがお客様に伝わりにくいです。

    そこで大切なのが、ほかと違うことが伝わる具体的な特徴を言語化すること。

    たとえば、「照明を落とした室内は、眠りを誘うほっとできる空間」「身体全体のつながりを意識した、特別な施術」など、「他とは違う」と感じてもらえるような表現を選ぶことがポイントです。
  2. お客様の声を活用する
    実際に利用しているお客様の感想や口コミは、信頼性を高め、サロンの強みを伝える最適な方法です。

    お客様がどのように感じたかどんな点で満足しているかをリアルに伝えることで、検討中のお客様の信頼を得られます。
そのほかホームページに必要な情報

ホームページに必要な情報は、差別化のための情報だけではありません。必ず載せなければいけないのが、「お客様が求めている情報」

お客様がホームページにアクセスするのは、あなたのサロンについて「知りたいこと」があるから。その情報が載っていなければ、どんなに差別化できていても離脱の原因となります。

競合サロンのホームページに掲載されている項目は、同じように掲載することがおすすめです。たとえば、「プライベートサロン」「完全個室」「駅近」など、差別化ポイントではなくても、「掲載されていない」=「そうではない」とお客様には見られてしまうためです。

デザインで差別化する

デザインによる差別化とは、突飛なデザインを追求することではありません。自分のサロンの世界観ターゲット顧客の好みに合わせたデザインを作り上げることが大切です。

競合サロンのデザインと比較して、どのようにして独自の雰囲気や価値観を伝えるかについて、デザイナーさんに相談することをおすすめします。

自宅・個人サロンホームページに必要な内容(テンプレート)

自宅サロンや個人サロンのホームページに使える基本的な構成テンプレートを紹介します。

※予約・申し込みシステムYoyacoo(ヨヤクー)のテンプレートを使用して、解説します。

Yoyacooとは?

Yoyacooは、小さなサロンオーナーの予約管理をサポートしてくれる、とても便利なオンライン予約管理ツールです。使いやすい料金設定で、まずは無料から試すことも可能です。

ヘッダー:キャッチフレーズとコンタクト情報①

ホームページにアクセスした瞬間に、お客様に強い印象を与えるキャッチフレーズをヘッダーに配置します。

ここでは、サロンのコンセプトサービスの独自性を短くシンプルに伝えることが大切です。また、すぐに連絡が取れるよう、電話番号や予約リンクなどのコンタクト情報も入れるのもおすすめです。

メインビジュアル

ヘッダーに使用するメインビジュアルは、サロンの世界観を視覚的に伝える重要なエリア。

画像や動画を使って、サロン内の雰囲気やサービス内容を視覚的に伝えます。たとえば、リラックスできる空間の写真や施術風景を見せることで、お客様に「このサロンに行ってみたい」と感じてもらうことが狙いです。

サロン紹介(コンセプトやメッセージ等)②

ここは、ほかのサロンとの違いを強調するセクション。他のサロンにはないポイントや「何を大切にサービスを提供しているか」「どんなこだわりがあるか」などの独自性や強みを紹介します。

お客様からの共感や信頼を得る、大切なセクションです。

サロンの特徴

サロン紹介では、思いやこだわりで独自性を強調しましたが、サロンの特徴セクションでは、技術やメニュー、サービスに関するほかのサロンにはない独自性をアピールします。

たとえば、「当サロンが、選ばれる3つの理由」「当サロンだけの3つの特徴」などの見出しで、あなたのサロンの独自性を打ち出します。

メニュー紹介

サロンでどんなメニューがあるかを紹介します。メニュー紹介のポイントは、「お客様が迷わずに選べる」こと。

特にメニューが多いサロンの場合、お客様にメニューを選ぶのが難しいと感じられたら、離脱されてしまう恐れがあります。メニューがものすごくたくさんある中華料理屋で、食べたいものを1つだけ選ぶのが大変なのと同じです。

「メニュー」「料金」「メニュー内容」に加えて、「はじめての方におすすめ」「人気No.1メニュー」「迷ったら、このメニューがおすすめ」など書き添えると、お客様が「自分のためのメニュー」を選びやすくなります。

メニュー紹介には「予約する」ボタンを設置します。お客様が「予約したい」と思ったタイミングでポチっとできるようにすることが大切です。

お客様の声

お客様の声やレビューは、検討中のお客様が、あなたのサロンを選ぶかどうかの大きな判断材料となります。

サロンの特徴が伝わりやすい」「信頼を獲得しやすい」お客様の声を3~5人くらいピックアップして、紹介します。

スタッフ紹介

施術スタッフ=あなたを紹介します。どんな人が施術をしてくれるのかがわかると、お客様は安心して来店できます。顔写真を添えて、お客様に親近感を感じてもらったり、信頼を得られる内容を掲載します。

「技術や資格」「実績」はしっかり紹介しましょう。

サロン基本情報

サロンの基本情報を掲載します。

  • サロン名
  • 住所
  • 電話番号
  • 営業時間
  • アクセス(最寄り駅やマップの埋め込み)

自宅サロンの場合、住所を掲載したくない、掲載できないケースもあると思います。そんな時は、住所のすべてを掲載せず区や町名まで掲載し、詳細の住所の代わりにサロンの近くにある駅名、目印となる建物を利用する方法もあります。

例)「〇〇駅より徒歩10分」「〇〇ショッピングモールより徒歩5分」など

予約・問い合わせ

予約や問い合わせ方法を紹介します。「埋め込みフォーム」を活用したり、LINEで受付の場合はLINEを紹介します。

SNS等紹介

最後に、InstagramやYouTubeなど、日ごろ発信しているメディアがある場合、ここで紹介します。

普段どんなことを発信しているかを見てもらうことで、お客様からさらに共感や信頼感を得やすくなります。

格安でホームページを作る方法

ホームページを作るかどうか悩む理由の一つに、費用のことがあると思います。

「掲載したいことがたくさんあって、ページ数が多い」「デザインにもこだわりたい」場合は、安くても数十万円~の費用がかかります。

そこでおすすめなのが、最初から完璧なホームページを目指さずに、まずは最低限必要な情報が掲載された、シンプルなホームページを作ること。

予算が限られている場合、デザイン費用やコーディング費用を節約しながら必要な情報をしっかりと掲載したホームページを作る方法を紹介します。

1ページに必要な情報をすべて詰め込んだシングルサイト

コストを抑えるために、シングルサイト(1ページで完結するホームページ)を作成するのも一つの方法です。

シングルサイトでは、上記で紹介した必要な情報を1ページにまとめることで、制作コストを抑えられます。

シングルサイトのメリット

  • 簡潔で見やすい構成:お客様がページをスクロールするだけで、すべての情報にアクセスできます。ただし、下にずらーっと長いページとなるため、ページのトップに、読みたい情報にすぐにたどり着けるように「ページ内リンク」を貼るなどの工夫が必要です。
  • コストを抑える:ページ数を減らすことで、ライティング、デザインやコーディングにかかる費用を削減できます。

デザイン費用を抑える方法

ホームページを作成する際、工夫次第でデザイン費用を抑えられます。そのコツは、必要最低限のデザインを依頼し、後は自分で簡単な変更を行う方法です。この方法を取る場合は、ワードプレスやペライチなど、自分で簡単に操作できるホームページ作成ツールを使うことが条件となります。

これだけは、デザイナーに依頼したいこと

  1. ホームページの顔となるヘッダー画像
    サイトのヘッダー画像は、サロンの第一印象を決める重要な要素です。ここだけはプロのデザイナーに依頼するのがベスト。サロンのコンセプトや世界観をしっかりと反映させたデザインを作ります。
  2. ホームページ全体のトンマナ(統一感)
    ホームページの印象がちぐはぐにならないように、全体のトンマナ(トーン&マナー)を決めて、統一感を持たせます。色使いやフォント、写真のスタイルをデザイナーに決めてもらうことで、シンプルながらもセンスが良い印象を与えるホームページが作れます。
トンマナを決め手もらうメリット

トンマナが決まっていると、インスタグラムなどのほかのメディアとホームページのデザインに統一感が出て、一貫した世界観を演出できます。サロンのブランディングを強化し、ファンを作るのにも効果的です。

また、自分で発信に必要な画像を準備する際も迷わなくて済むため、効率的に発信ができるようになります。

格安ホームページ制作に依頼するときの注意点

10万円以下などの格安で制作しているホームページ制作会社もありますが、そうした格安の会社は「どんなホームページにしたら、集客できるか」まで一緒に考えてくれるところは、少ないです。

そのため、今回お伝えした情報を参考にして、「どうやって強みや独自性を打ち出せばいいのか」「どんな文章が必要か」「デザインはどんなテイストがいいのか」しっかり自分で考えてから、制作会社に依頼することをお勧めします。

強みや独自性の打ち出し方や文章にお困りの方のご相談に乗っています。デザイナーの紹介も可能です。まずは、無料相談をご利用ください。

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