PROFILE
鈴木ゆかこ
セールス・プロモーションライター
圧倒的なお客様目線によるしつこいヒアリングで、ターゲット・ベネフィット・売りを発掘。
感覚でビジネスしてきた女性起業家のセールスプロモーションをマーケティング支援とともにサポート。
●マーケティング会社の業界誌出版部門にて編集補助、WEBマガジン制作
●広告代理店にて営業、デザイン、制作ディレクションを担当するが、激務により体調を崩す。「人と地球に優しい仕事がしたい」と造園会社に飛び込む
●結婚を機に退職し、10年間専業主婦として、子育て三昧の日々を過ごす
●ブログ集客の運営を任され、フリーランスとして社会復帰。以後、スモールビジネスのセールスやプロモーションをマーケティング、ライティングによりサポート。
● 感覚でビジネスを行ってきた起業家のマーケティングを言語化・文章でサポート。右脳派や研究者気質で、自分の商品をうまく説明できない女性起業家に支持される。たった1年でリピートとご紹介で2か月先まで受注が満枠に。
STORY
専業主婦から、フリーランスへ
2016年9月30日。
わたしは、人生で最も悲しい出来事を体験する。
お腹の中にいた我が子が、お空に還ってしまった。手のひらに乗るほどの小さな赤ちゃんだった。
「無事に生まれる確率は2%です」
ひと月ほど前に余命宣告を受けていて、覚悟はしていた。それでも、2%のわずがな希望にすがっていた。
奇跡を信じていた。
しかし、奇跡は起こらなかった。
わたしは、深く傷ついた。
悲しいとか寂しいとか、そんなひと言の感情では言い表すことができない。ふと気持ちが緩むと、泣きたくて仕方がなくなる。
子供の頃から学校の先生からの評価は一定で「明朗快活」。
それは40歳になっても変わらなくて、明るく前向きなのが、わたしだった。
「誰かにかわいそうと思われたくない。不幸だと見られたくない。」
未来に向かって、無理矢理にでも歩を進める必要があった。
そんな時、たまたま習っていたカードリーディングを商品として提供してみようと思った。
それが、プチ起業に足を踏み入れるきっかけだった。
「自分を活かす」仕事のしかた
1年ほど経った頃、今の仕事の流れができる出来事があった。
受講したセミナーの講師から集客ブログの運用を任された。
独学でSEO対策を学び、記事を書いた。
仕組みを学び、ニーズに合わせて記事を書く。それがとても楽しかった。
ふと思い返すと子供のころの夢は「文章を書く仕事がしたい」だった。
その夢が、期せずして叶ってしまった。
ひと月後、これまでまったく集客の機能を果たしていなかったブログから、20万円のセミナーが売れた。
心底、ほっとした。
彼女のもとで仕事を請負いながら、自分の才能や得意なことを活かして仕事をする方法を教わった。
仕事がどんどん楽しくなっていった。
「とことん自分を使ってみたい」
いつしかそんな気持ちが強くなっていった。
仕事で自分の能力をとことん活かす。そのことに夢中になっていった。
セールスライターになったきっかけ
「ゆっかさん、ステップメールって書けますか?」
2019年の夏、突如、新しい道が開かれた。
依頼されたことは、たとえ経験がなくても、一旦引き受けることにしている。
無謀と思われるかもしれない。
しかし、「鈴木ならこの仕事ができるだろう」と思ってくれたクライアントさんを信じているからだ。
幸運なことに、クライアントさんがプロデュースを受けていた、素晴らしい実績のある元起業コンサルタントの方に、初めてのステップメールを添削してもらえる、という機会を得た。
「かなりいい構成とかなりいい文章です。伸び代はありますが、才能がすごくあります」
それはまるで、少年野球のピッチャーがプロ野球の現役エースピッチャーに褒められたような価値あるひとことだった。
嬉しくて、涙が出た。
「コピーライターは外注しまくってきたけれど、いけてない人が多すぎる。ゆっかさんに頼んで正解だった」
そして、セールスライターとしてやってみようと決意した。
以後、ステップメールやLPなど、web集客のためのセールスレターの執筆代行を始める。
特に、これまで感覚で集客してきた女性起業家のぼんやりとしたマーケティングを明確に言語化にすることで支持されるようになった。
生まれたビジョン
わたしには悩みがあった。
「人は人の熱に動かされる」。
人から支持されるのは、達成したいビジョンに向かって情熱を持って仕事をしている人だ。
それまで、ひたすら自分を活かすことに集中し、クライアントさんに求められることに応えてきた。仕事には全力で取り組んできたし、楽しかった。
けれど、わたしにはビジョンがなかった。
自分の中から強く湧き上がる「やりたいこと」がなかった。
「いつか、ビジョンのようなものが生まれるだろう」
そう思いながらも、強い思いがない自分は、仕事をする上で人の心を動かす強さがないと感じていた。
フリーランスになって4年目を迎える頃、ある思いが湧き上がってきた。
「人のドラマを綴ることで、その人を魅せたい」
どんな人にだって、その人を作ってきたドラマがある。
平凡に見える毎日にだって、ドラマがある。
今の自分の価値観を作ってきたドラマ
仕事のスタンスを作ってきたドラマ
ビジョンを作ってきたドラマ
「そのドラマにこそ、その人の魅力が詰まっているんじゃないか?」
生まれたばかりのビジョンの芽を育てながら、 今後は、ビジネスサポートの枠を飛び出して、ドラマによって「自分を知ってもらう」ことに貢献したいと考えている。