自宅・個人サロン集客で必須 競合サロンと差別化するには?

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競合がひしめくエステサロンやリラクゼーションサロン等サロンビジネス業界。お客様は予約をする際に、いくつかのサロンを比較検討して、自分に合ったサロンを選んでいます。そのため、集客において他のサロンとの差別化が不可欠です。

どのようにして競合サロンと差別化をすればいいのか。差別化の方法やサロンの強みの見つけ方についてのヒントをお伝えします。

差別化とは?

差別化とは、他のサロンとの違いを打ち出すこと。ほかのサロンが提供していない、お客様が自分のサロンでしか受け取れない「特別な価値」を提供することで、差別化を図ることができます。

なぜ差別化が必要なの?

サロン業界は、多くのサロンがひしめき合い、競争が激化しています。多くのサロンが提供しているサービスが似通っていることもあり、お客様がどのサロンを選べば良いかが分かりにくくなっています。その結果、差別化ができていないサロンは埋もれがちで、「選んでもらえない」状況に陥ってしまいます。

差別化は、サロンの独自性・強みを打ち出し、お客様が選びやすい状態を与えるためにとても重要です。

また、サロンの差別化をすることは、あなたの集客を助けるだけではありません。お客様にとっても大切です。なぜなら、サロン選びを間違えない、「自分に合ったサロン」と出会えるようになるからです。

最初から違いがわかって、あなたのサロンを選んでくれたお客様はリピーターになりやすいという効果もあるため、これを機にしっかり差別化について考えてみませんか?

差別化の一番の目的は、「価格で比較されない」こと

差別化の際に気を付けたいのが、価格のお得感だけで差別化を行わないこと。お客様に価格で選ばれると、ほかのもっとお得なサロンが現れた時に、簡単にお客様が離れていってしまいます。

競合サロンとの差別化の一番の目的は、お客様に「このサロンでしか体験できない価値」を提供することで、「他のサロンにはいけない」気持ちを抱いてもらい、リピーターを増やすことです。

差別化で最も大事なことは、価格に左右されない「価値」を作ることです。

差別化のためのサロンの強みを見つける方法

競合サロンとの差別化ポイントを図るには、まず自分のサロンの強み・独自性を明確にします。サロンの強み・独自性を見つけるための方法を紹介します。

強みを見つける3ステップ
  • STEP1
    競合サロンのリサーチ

    サロンの強み・独自性は、自分のサロンだけと向き合っていては見つかりません。サロンの強み=競合サロンとの違いです。そのため、最初のステップは、競合サロンのリサーチを行います。

    競合サロンのホームページ、SNS、ホットペッパービューティー等、集客に使用しているツールの内容をチェックしてください。

    競合サロンのリサーチポイント

    競合サロンは・・・

    1. どんなお客様をターゲットにサービスを展開していますか?
    2. どんな特徴を打ち出していますか?
    3. あなたのサロンと違うところは? 同じところは?
  • STEP2
    サロンの強み・独自性を見つけ

    競合リサーチをもとに、他のサロンにはない特徴を探します。この独自性が、お客様にとって「あなたのサロンを選ぶ理由」になります。

    差別化できる要素

    • メニューの内容(施術技術、オリジナルメニュー等)
    • サービスの質(経験・実績等)
    • ターゲットの絞り込み
    • お客様対応
    • サロンの雰囲気
    • オーナーの価値観・人柄 など
  • STEP3
    競合分析から見つける強み・独自性

    競合サロンが提供していないサービスや、競合の弱点を見つけることも差別化には有効です。

    競合サロンをリサーチして「わたしのサロンなら、こんなことはしない」「わたしのサロンだったら、もっとこんなことができる」など、競合サロンよりも良い価値提供ができる点を見つけます。そのうえで、あなたのサロンのサービスをより良いものに改善し、差別化を図ります。

    また逆に、「ここは勝てない」と思ったら、その点をあきらめ、「勝てること」に特化することでも独自性を打ち出すことはできます。

ターゲットや強みを明確にできない方のための、サポートを行っています。
競合リサーチ~圧倒的なお客様目線のヒアリングで、あなたのサービスを分析。
ターゲット、強み・独自性を明確にするお手伝いをいたします。

サービス内容で差別化する方法

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お客様は、サロンを選ぶ際に見ているポイントは、施術内容だけではありません。施術に付加された価値や特別な体験をチェックしているお客様もいます。サービス内容で差別化するための具体的な施策例について紹介します。

1. オリジナルメニューや新しい施術の導入

他のサロンが提供していないオリジナルメニューや施術を取り入れることで、差別化ができます。

たとえば、最新の技術や技術の掛け合わせによるオリジナル施術の提供、季節の限定メニューや他のサロンで扱っていないアイテムの使用等。独自性のあるメニューは、競合サロンとに違いがお客様にわかりやすく伝わります。

独自性のある特別なメニューであることを、「当サロンだけ」としっかりと打ち出すことも大切です。

2. 付加価値の提供で差別化する

施術や技術だけでなく、お客様が付加価値を感じられるサービスを提供することでも差別化が図れます。

たとえば、通常の施術にプラスしてアフターケアのアドバイスや、カウンセリングを充実させる等プラスαのサービスや施術ベッドへのこだわりなど。お客様に「このサロンは他とは違う」と感じてもらえるポイントがないかを探してみたり、新たに導入することも検討してみてください。

3. 顧客体験を高める個別対応サービス

お客様一人ひとりに合わせて、パーソナライズされたサービスを提供することでも、差別化を図れます。ただし、個別対応サービスは競合サロンでも提供している可能性もあります。そのため競合サロンとの「違い」を作ることが大切です。

他のサロンでは提供していない個別対応を検討し、お客様の満足度があがる細やかなサービス提供ができないかを検討してみてください。

技術と資格で差別化する

サロン業界において、技術力や資格はお客様からの信頼を得られる大きなポイント。これらを効果的にアピールすることで、差別化を図ります。

1. 専門的な技術や資格をアピール

特定の資格や高度な技術を持つ施術者がいる場合は、しっかりアピール。専門性が高く、信頼できるサロンであることをお客様に伝えられます。

2. 認定施術者や特許技術をアピール

競合サロンでは扱っていない特定の認定者だけが施せる技術や、特許技術を用いている場合は、差別化の要素になります。

例えば、施術法に対する正式な認定を受けているサロンであれば、お客様に対して「ここでしか受けられない施術」として打ち出せます。専門的な資格や認定は、施術に対する安心感や信頼感を与えてくれます。

3. 特定分野に特化した専門性をアピール

提供できる施術では、「どんなお悩みを持っている人」でもお客様にできるかもしれません。ですが、特定の施術や分野に特化することは、差別化の上で効果的。

例えば、「巻き爪専門ネイルサロン」や「敏感肌の方のためのエステサロン」など、特定のお悩みに特化した専門サロンとして打ち出すことで、そのお悩みに特に関心があるお客様の興味を引けます。専門性を強調すると、他のサロンでは提供できない価値を感じてもらいやすくなります。

サロンのコンセプトで差別化する

ブランディングとイメージ戦略によりサロンの個性を強化することは、競合サロンとの差別化を図る際にとっても大事。なぜなら、お客様はサロン全体の雰囲気やコンセプトにも影響を受けるからです。

1. サロンのコンセプト作り

サロンの差別化には、明確なコンセプトを持つことが欠かせません。どのような理念やビジョンを持っているのか、どのような人たちをお客様にしているのかを明確にすると、「自分のためのサロン」とお客様が選びやすくなります。

2. イメージによる差別化

サロンに対するイメージ(印象)も、差別化に大きく影響を与えます。店舗のデザインやインテリア、スタッフのユニフォームなど、お客様がサロンに足を踏み入れた瞬間に感じる雰囲気や印象が、サロンのブランドイメージを形成します。視覚的に与える印象で、他のサロンと一目で違いが分かるイメージづくりが大切です。

サロンのストーリーで差別化

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競合が多く、技術等で差別化を図るのが難しい場合、サロンの「ストーリー」を強調することは、大事な差別化の一手です。特にサロン業は、お客様と直接のコミュニケーションにより成立するサービス。サロンオーナーの人柄、施術に対する想いや価値観に共感、特別なつながりを感じることが「このサロンに行きたい」理由になり得ます。

1. オーナーのストーリーやサロン設立の経緯を伝える

サロンの設立には、必ず背景やストーリーが存在します。ストーリーをお客様に共有することで、サロンに対して親近感や共感を抱いてもらいやすくなります。

他のサロンにはない個性を強調できるだけでなく、オーナーやサロンに対する感情的なつながりが生まれることで、リピーターになりやすい効果も期待できます。

ストーリーで伝えるポイント(一例)

  • オーナーがこの仕事を始めた理由
  • サロンオープンの経緯
  • 仕事に対する想い、信念 等

2. サロンのミッションやビジョンで、共感を得る

あなたがサロンをオープンするときに、「サロンでこんなことを提供したい」「こんな未来を目指したい」といった想いがあったはずです。サロンを経営するうえで貫いているミッションやビジョンを伝えることで、お客様はサロンの価値観に共感しやすくなります。

ミッションとは?

ミッションとは、サロンが事業を行う目的や社会における存在意義のこと。「なぜこのサロンを運営するのか」「どのような価値をお客様や社会に提供するのか」「サロンが提供する価値は、世の中でどんな役割があるのか」を簡潔に言語化したもの。

ミッションは、お客様に対する価値や信念を伝えるものであり、ブランドの方向性を示す重要な役割を持っています。

ビジョンとは?

ビジョンは、将来的にサロンが目指す理想の姿や長期的な目標を示すものです。今後、サロンが成長し発展していく中で、「何を実現したいか」を明確にするための指針となります。

ビジョンは、サロンオーナーやスタッフが日々の業務を進める際の方向性を示すだけでなく、お客様にもサロンの未来像を共有する役割を持っています。

差別化で集客力をつけるための注意点

競合サロンとの差別化が上手にできると、集客や顧客満足度の向上につながります。一方で、差別化を誤ると、ブランドイメージを損なったり、お客様のニーズに応えられなくなるリスクもあります。

最後に、差別化に失敗しないための注意点をお伝えします。

1. 無理な差別化をしない

無理に独自性を追求しすぎると、かえってサロンのブランドイメージが崩れることもあります。たとえば、競合サロンとの違いをつくることに一生懸命になりすぎるあまり、サロンの本来の強みが薄くなってしまうなど。既存のお客様が離れていく原因になりかねません。

差別化において優先順位が高いことは、サロンがもともと持っている強みを強化すること。そして、本質的な価値や理念をアピールすることです。

2. お客様視点を忘れない

差別化において忘れてはならないことは、お客様が何を求めているのか=ニーズです。お客様が求めていないサービスに力を入れても、集客に繋がらないうえに、経費や労力の無駄遣いになる恐れもあります。「あなたのお客様が本当に求めているものは何か」「競合とどう差別化できるか」を明確にすることを大切に差別化を図ってください。

ターゲットや強みを明確にできない方のための、サポートを行っています。
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