「なぜ、女性の起業は続かないのか」その理由について考えてみた

エッセイ

「この人、2年も更新してないな・・・」

時おり、思い立ってSNSでフォローしている人をフォローした古い順にチェックしている。

なぜなら、アカウントが休眠状態になっているケースがとても多いから。

そして、ずっと更新が止まっているアカウントのフォローを外しながら思う。

「新しくフォローさせていただいた方たちが、2年後も3年後も活動していますように」と。


わたしが起業界隈に足を踏み入れた2016年は、ちょうどSNS起業ブームのど真ん中。

当時はTwitterやInstagramよりも、Facebookが主流だった。
続々と友達申請が届き、多い時で3000人以上友達がいたのだけれど、活動をやめてしまっている方のフォローを外していったら、4年たった今、1000人ほどに減ってしまった。

多くの女性が起業にチャレンジし、大半の人たちが活動をやめてしまう。

なぜ、起業活動をやめてしまうのか

その理由は、なぜか。

これは、起業コンサルをしている人たちからもよく聞くはなしだけれど、女性の起業の本当の目的が、収入を増やすことではなく、「承認欲求」であることが多いから。

わたしの周囲の自己啓発系のサービスを提供している人たちが口をそろえて言うのは、「仕事で成功したくてやってくるけれど、内面に向き合っていくと、本当の望みが“仕事での成功”ではなかったと気づく人が多い」という話。

「起業で成功することで、すごい人になりたい」
「社会的になんの価値もない自分が嫌で、社会に役立つことで認められたい」

そんな「認めてほしい」が起業の本当の目的ということ。
けれど、本人はそのことに気づいていない。

承認欲求を満たすために起業すると、何が起きるのか。

行動できない、もしくは行動するのにすごいストレスを感じる、と言うことが起きる。

起業初期は、売り上げるためにやることがたくさんある。

SNSやブログで定期的に発信しながら、自分のサービスを作り、宣伝し集客するエトセトラ。

けれど、「お金が欲しい」のではなく、「認めてもらいたい」が望んでいることだと、売り上げるための行動に対する、モチベーションがあがらない。

「やりたくない」「できない」と、なってしまいがち。

頑張って行動したとしても、自分が思っているように商品が売れないことだってある。

そんなとき、売れなかったのは商品なのに「自分が認めてもらえなかった」ように感じてしまう

承認欲求を満たしたくて始めたのに、逆に「認めてもらえない」体験をしたら、モチベーションもだだ下がりする。

起業活動なんて、多くの失敗があるのは当たり前。失敗したことがない人なんて、いないなじゃないかな?と思う。

わたしもこの4年間で、たくさんうまくいかないことがあった。

「これは、お客様に喜ばれる商品だ!」と自信をもって売り始めたのに、全然、集客できなかったことも何度もあった。ガッカリしたり、落ち込むことだってある。

でもその都度、「なんでうまくいかなかったのか」「どうしたらうまくいくのか」を繰り返し考えてきて、少しずつ売り上げがあがっていくようになった

今でも悩んだり、迷ったり、落ち込んだりすることはたくさんある。おそらく、起業活動を続けているうちは、ずっと、失敗と成功を繰り返して、成長していくのだと思っている。

けれど、「承認欲求」が目的で起業活動を始めた人は、それが苦しくなって、やめてしまうのだろう。

もし、起業活動を始めたけれど、売り上げをあげるための行動にストレスを感じて行動できなくなってしまったり、うまくいかないことがあるたびに、ひどく感情が揺さぶられるようならば、本当の目的が「起業で収入を増やす」ことではないのかも?

そんな時は、自分の内面にしっかりと向き合うことをお勧めしたい。

自分はなぜ、起業したいのか?
なぜ、収入を増やしたいのか?
パートで収入を得るのではだめなのか?

ちなみにわたしは、もし売り上げが落ちて、家計が困ったら「パートをしよう」と思っている。

だって、確実に安定して、収入を得られるもの。


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