LP（ランディングページ）は、文章が長いものが多いですよね。
しかし、女性の中には「文章が長いものは読む気がしない」と感じる人も少なくないようです。
そんなことから、女性をターゲットとした「LPは文章が短い方がいいのでは？」と思っている人もいるのではないでしょうか？
そこでこの記事では、女性をターゲットにしたLPの長さの考え方について、紹介します。
女性向けのLPの最適な長さは？
LPの長さは、ＬＰで扱う商材とターゲットの属性により異なります。
簡単に言うと、申込みボタンを押すハードルが低いか、じっくり検討が必要かどうかにより異なります。
短いＬＰが向いているケース
申込みボタンを押すハードルが低い商材の場合は、短いLPが向いています。
つまり、衝動的に申込みをしても、お客様にとって負担がないようなケースですね。
・無料サンプル
・無料セミナー
・無料メールセミナー 等
こうした無料オファーと呼ばれるものは、短いLPが向いています。
その理由は、LPで長々とオファーの説明をすることで、逆に「買わない理由」を与えてしまう可能性があるからです。
ポイントを抑えて伝えることで、お客様が「良さそう！」と思った気分のまま申込みボタンを押してもらう。スピーディーに決断を促すために、短いLPの方が向いています。
しかし、無料だからといって、お客様を侮ってはいけません。
無料とはいえ、自分のメールアドレスや住所などを差し出すわけです。「個人情報を出してでも欲しい」と思ってもらえるよう、しっかりとオファーを受け取るメリットを伝えることが大切です。
長いLPが向いているケース
短いLPとは逆に、衝動的に申込みができない商材の場合は、しっかりと商材を説明することが大切なので、長いLPが向いています。
・金額が高い商材（ターゲットが衝動買いできない価格帯）
・あなたのことを良く知らないターゲットが購入するケース
・効果が魅力的だけれど、本当にその効果が手に入るか確証が持てないケース
女性のお客様から「直感で買いました」と言う言葉をよく耳にしますが、１００％直感で、商品のことを何も知らずに購入するケースは少ないと思います。
「購入しようかな」の検討段階は直感だったとしても、有料、しかもその商品が衝動買いできない価格帯であれば、それなりに中身をチェックしているはずです。
なぜなら、みんな「損したくない」からです。
「この商品を買って、本当にわたしは損しないのか」を知りたいんです。
そのため、商品が確かにベネフィットを提供できる根拠をしっかりと説明することが大切です。
すると、必然的に、LPは長くなってしまいますよね。
でも、女性は長いLPを読まないでしょう？
「女性は長い文章を読まないから」という理由で、コンパクトに商品を説明することは、逆に成約率がさがってしまうおそれがあります。
なぜなら、女性の中にも「しっかりと情報を得て、商品の購入を検討したい」人だっているからです。
短いLPで申込んでくれる人もいるかもしれません。けれど、しっかり検討したいお客様は逃してしまうことになります。
実際、長いLPの方が成約率（コンバージョン）が高いことは、データで証明されているそうです。
女性は「長い文章は敬遠する」かもしれません。しかし、その商品に興味を持ったのであれば、商品について「知りたい」という思いがあります。
確かに「長い文章が苦手」な女性は、長いLPの端から端までは読み込んでいないかもしれません。
しかし、長いLPが苦手な女性は「飛ばし読み」と「拾い読み」で、自分に必要な情報を得ています。
あなたにも、こんな経験はありませんか？
知りたい情報が書かれたページの文章が長かったときに、画面をスクロールしながら、自分に必要な情報だけ拾い読みした経験が。
長いLPのときは、飛ばし読み、拾い読みされることを前提に構成すれば「女性は長い文章は読まない」問題を解決することができます。
長いLPを書くときのポイント
セールスライターは、セールスレターを書くときに、必ず「文章を全部読まれない」ことを前提に書いています。
そして、拾い読み、飛ばし読みされたときに、大事なポイントで目が留まるよう、文章的な工夫をしています。
それが、見出し、太文字、箇条書きなどです。
わたしは、大事なポイントで「ん？」と目が留まる、興味を引くようなコピーを使うことも取り入れています。
しかしながら、わたしが依頼を請けるLPも、女性ターゲットのLPのため、文章の長さは必要最低限まで削るようにしています。
何度も何度も読み返し、「本当にこの情報がなければターゲットは申込みしないのか？」を繰り返し検討し、原稿を仕上げています。
また、女性ターゲットのLPの場合は、文章の長さを感じさせないデザインも、とても大事な要素になると言えるでしょう。
