アメブロの「告知記事」は、私が普段取り組んでいるセールスライティングとは、ちょっと違う「独特なやり方」があるなぁということを、以前からちょいちょい感じていた。
今回、LP・告知記事の講座を開催するにあたり、アメブロの告知記事講座を開催している売れている方や、告知記事代行している方の告知記事を分析。
セールスライティングには、構成のテンプレートみたいなものがいくつかあるのだけれど、不思議なことにアメブロで展開されている「告知記事」は、そのどれにも当てはまらなかった。
セールスレターで、「なによりも、まずこれを伝えよう」と言われていることに、サラッとしか触れていなかったり。
人によるのだけれど、
・商品内容をわかりやすく伝えること
・商品の必要性に気づかせる問題提起
だいたいが、こののどちらかに重きが置かれていた。
「この違いは、どこから来るのだろう?」と考えてみた。
アメブロ告知記事とLPの違いは?
LINE公式アカウントで実施した告知記事診断をしたときにも、数名の方に対して感じたのだけれど、「自分のことを、ある程度わかってくれている人」を前提に書かれているという点が、わたしが普段書いているLPと違うのだろう。
わたしの書いているLPは、例えば広告→LPとか、検索エンジン→LPというように、自分のことを全く知らない人が見る前提だ。
世の中のコピーライティングの本も、「広告」が前提に考えられているものが主流。
一方でアメブロ集客は、SNSやブログを常日頃チェックしてくれている人がターゲットのため、その人の商品購入を検討中で、買うためのあとひと押しをすれば購入が決まる状態が作られている。
また、SNSやブログでの発信により「自分自身」が価値になり、ほかとの差別化ができているため、すでに「この人から買おう」という状態ができている人も多いだろう。
Facebookとアメブロ使っている方は、すでに「購入してもらいやすい状態」を日頃の発信の努力で作っているので、告知記事の訴求が少しくらい弱くても売れるはずだ。
日々のコツコツとした発信のたま物なので、ちっともSNSプロモーションをやっていないわたしは、そういう方たちを本当に尊敬している。
でも、「AさんとBさん、どちらの商品にしよう」という検討客や、そもそも自分のことをほとんど知らない人にも買ってもらいたい場合は、たとえば商品で他との違いを見せるなど、またちょっと違う工夫が必要だ。